ようこそ、「慰安婦問題」論争の渦中へ

主戦場

デジタル配信
  • 上映会のご案内&スケジュール
  • ENGLISH SITE

イントロダクション INTRODUCTION

  • ひっくり返るのは歴史か
  • それともあなたの常識か

驚くほどスリリング!!!いま最も挑戦的なドキュメンタリー

あなたが「ネトウヨ」でもない限り、彼らをひどく憤らせた日系アメリカ人YouTuberのミキ・デザキを、おそらくご存知ないだろう。ネトウヨからの度重なる脅迫にも臆せず、彼らの主張にむしろ好奇心を掻き立てられたデザキは、日本人の多くが「もう蒸し返して欲しくない」と感じている慰安婦問題の渦中に自ら飛び込んでいった。

慰安婦たちは「性奴隷」だったのか?「強制連行」は本当にあったのか? なぜ元慰安婦たちの証言はブレるのか? そして、日本政府の謝罪と法的責任とは……?

次々と浮上する疑問を胸にデザキは、櫻井よしこ(ジャーナリスト)、ケント・ギルバート(弁護士/タレント)、渡辺美奈(「女たちの戦争と平和資料館」事務局長)、吉見義明(歴史学者)など、日・米・韓のこの論争の中心人物たちを訪ね回った。さらに、おびただしい量のニュース映像と記事の検証と分析を織り込み、イデオロギー的にも対立する主張の数々を小気味よく反証させ合いながら、精緻かつスタイリッシュに一本のドキュメンタリーに凝縮していく。そうして完成したのが、映画監督ミキ・デザキのこの驚くべきデビュー作、『主戦場』だ。

映画はこれまで信じられてきたいくつかの「物語」にメスを入れ、いまだ燻り続ける論争の裏に隠された“あるカラクリ”を明らかにしていくのだが——それは、本作が必見である理由のごくごく一部に過ぎない。

さて、主戦場へようこそ。

登場人物 FEATURING

※映画登場順

トニー・マラーノ
トニー・マラーノa.k.a テキサス親父
藤木俊一
藤木俊一テキサス親父のマネージャー
山本優美子
山本優美子なでしこアクション
杉田水脈
杉田水脈衆議院議員
(自由民主党)
藤岡信勝
藤岡信勝新しい歴史教科書をつくる会
ケント・ギルバート
ケント・ギルバートカリフォルニア州の弁護士
日本のテレビタレント
櫻井よしこ
櫻井よしこジャーナリスト
吉見義明
吉見義明歴史学者
戸塚悦朗
戸塚悦朗弁護士
ユン・ミヒャン
ユン・ミヒャン韓国挺身隊問題対策協議会
イン・ミョンオク
イン・ミョンオクナヌムの家の看護師
元慰安婦の娘
パク・ユハ
パク・ユハ日本文学者
フランク・クィンテロ
フランク・クィンテロ元グレンデール市長
林博史
林博史歴史学者
渡辺美奈
渡辺美奈アクティブ・ミュージアム
女たちの戦争と平和資料館
エリック・マー
エリック・マー元サンフランシスコ市議
中野晃一
中野晃一政治学者
イ・ナヨン
イ・ナヨン社会学者
フィリス・キム
フィリス・キムカリフォルニア州コリアン米国人会議
キム・チャンロク
キム・チャンロク法学者
阿部浩己
阿部浩己国際法学者
俵義文
俵義文子どもと教科書全国ネット21
植村隆
植村隆元朝日新聞記者
中原道子
中原道子「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクション・センター
小林節
小林節憲法学者
松本栄好
松本栄好元日本軍兵士
加瀬英明
加瀬英明日本会議

コメント COMMENTS

平田オリザ
劇作家

いま、日本に暮らしている私たちにとって、どのような理由をつけても、この映画を見ないという選択肢はないだろう。見てから、見たうえで、何を語るかは自由なのだから。

町山智浩
映画評論家

戦時慰安婦という誰もが目を背け、考えたくない問題の争点がわかるスリリングな2時間。慰安婦問題の門外漢である日系英語教師が、左右両サイドの論客を訪ね、彼ら自身の言葉で彼らの嘘を暴いていく。エド・マーローがマッカーシー上院議員に好きなだけしゃべらせて彼の正体を晒したように。
慰安婦は何をやらされるか知っていたのか? 本当はどんな待遇だったのか? 米政府の調査報告の本当の内容は? 事実の検証から、事実を隠そうとする勢力の存在が浮かび上がっていく。自民党、日本会議、神社本庁……。櫻井よしこの後継者といわれた日砂恵ケネディ氏の「これで自由になれた」という言葉はあまりに重い。

武田砂鉄
ライター

味付けの濃いほうが目立つ。味付けを濃くするのがうまいのは誰か。
その濃さに国家の中枢が乗っかっているのが現在の日本だ。
「なかった」という脆弱な主張が屈強にはびこるという、矛盾した現在を映し出す。

荻上チキ
評論家・ラジオパーソナリティ

萎縮することなく、タブーに挑戦だと構えることなく。
正面から関係者の「顔」を撮り続けることに、
これほどのチャレンジを感じるとは。

想田和弘
映画作家

必見の映画だが、内容については書きたくない。
なるべく先入観を持たずに、真っさらな目で観てほしいからだ。
同時に、この勇気ある監督の身の安全を本気で心配してしまう。
それほど問題の核心に切り込み、火中の栗を拾っている。
それほど日本は危ない国になっている。

池田香代子
翻訳家

ユーチューブの混沌の海から長編ドキュメンタリーの大地に上陸した、敏捷で知性あふれる未知の大型生物。彼は言説のジャングルを果敢にかき分け、人びとの思想信条だけでなく人間性をもあぶり出す。

森 達也
映画監督/作家

映画は論文ではない。あなたは主張する主体の表情をスクリーンで見る。
声を聴いて目の動きを確認し、一瞬の笑みや吐息に気づくこともできる。
言葉だけではない。そこに本質が現れている。

藤岡朝子
ドキュメンタリー・ドリームセンター代表/山形国際ドキュメンタリー映画祭理事

早いテンポで進む論争のスピード感に乗せられ観客は論点ごとに「なるほど」と膝を打ち、「そりゃないだろう」と違和感を持ち、引き込まれる。裁判劇のようなスリルだ。終盤には隠し玉の証人まで登場する。言葉と論理の知的ボクシングを見ているようで実に痛快。

三上智恵
映画監督/ジャーナリスト

まだ立ち位置が定まっていない人はかなり揺さぶられるだろう。だからこの映画は、しんどい。見るも自由、見ないのも自由だ。しかしこの映画を見ずとも、あなたはすでにこの「主戦場」の戦闘員なのだ。ならば、どっちの側で戦うか。「主戦場」はあなたが傍観者でいることを許さない。

真鍋祐子
東京大学 東洋文化研究所 教授

主戦場。それは誰による誰のための戦場なのか?
「証言不可能性」に包まれた元慰安婦たちの、生きられた戦場の記憶の頭上を、
言葉を武器とする論客たちの空中戦が炸裂する。
本作は、そのためにしつらえられたアリーナである。
勝敗を決めるのは観客である、あなたがた一人一人である。

鈴木邦男
文筆家/元一水会顧問

タイトルが凄い。戦争映画かと思ったが従軍慰安婦を取り上げた論争映画だ。日米韓の政治家、学者、ジャーナリスト、活動家、市民が次々とインタビューされる。
驚いたのはネトウヨの登場だ。彼らに初めて場が与えられた。今までの恨みもあって彼らの叫びもすさまじい。それに反対する人たちも命がけだ。監督はそれを丁寧に拾い上げディベートさせる。
映画館だけじゃもったいない。世界中の学校で上映すべきだ。

監督について DIRECTOR'S PROFILE

ミキ・デザキ MIKI DEZAKI

ミキ・デザキ MIKI DEZAKI

監督・脚本・撮影・編集・ナレーション

ドキュメンタリー映像作家、YouTuber。1983年、アメリカ・フロリダ州生まれの日系アメリカ人2世。ミネソタ大学ツイン・シティーズ校で医大予科生として生理学専攻で学位を取得後、2007年にJETプログラムのALT(外国人英語等教育補助員)として来日し、山梨県と沖縄県の中高等学校で5年間、教鞭を執る。同時にYouTuber「Medama Sensei」として、コメディビデオや日本、アメリカの差別問題をテーマに映像作品を数多く制作、公開。タイで仏教僧となるための修行の後、2015年に再来日。上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科修士課程を2018年に修了。初映画監督作品である本作『主戦場』は、釜山国際映画祭2018ドキュメンタリー・コンペティション部門の正式招待を受ける。韓国では劇場公開も行われ、ハーバード大学、スタンフォード大学など世界50以上の大学や学会で上映され学術的にも高く評価された。

予告編 TRAILER

上映劇場 THEATER

4月20日(土)よりシアター・イメージフォーラムにて緊急公開 以降、全国順次公開

上映劇場

地域 劇場名 電話番号 公開日
東京都 シネマハウス大塚 03-5972-4130 <Mシネマ第29弾 "政治と生活" 映画特集上映>にて
2023年5月20日(土)~5月26日(金) *23日休映
東京都 シアター・イメージフォーラム 03-5766-0114 <上映終了>
<2022年 アンコール上映 さらに延長決定!!>
2022年4月9日(土)〜5月13日(金)まで!!
東京都 アップリンク吉祥寺 0422-66-5042 <上映終了>
●見逃した映画特集2019にて上映
2020年1月10日(金)〜1月16日(木)
東京都 ポレポレ東中野 03-3371-0088 <上映終了>
9月7日(土)〜10月11日(金)
東京都 新文芸坐 03-3971-9422 <上映終了>
10月6日(日)〜10月10日(木)
東京都 シネマ・チュプキ・タバタ 03-6240-8480 <上映終了>
●上映延長決定!!
11/1(金)、11/2(土)、11/3(日)、
11/6(水)、11/13(水)
東京都 下高井戸シネマ 03-3328-1008 <上映終了>
11月30日(土)〜12月6日(金)
東京都 ユジク阿佐ヶ谷 03-5327-3725 <上映終了>
12月14日(土)〜12月27日(金)
東京都 キネカ大森 03-3762-6000 <上映終了>
2020年7月10日(金)~7月16日(木)
神奈川県 横浜 シネマ・ジャック&ベティ 045-243-9800 <上映終了>
●追加上映決定!!
6月15日(土)〜6月28日(金)
7月6日(土)〜7月26日(金)
神奈川県 横浜シネマリン 045-341-3180 <上映終了>
8月3日(土)〜8月30日(金)
※8/12(月)休映
神奈川県 あつぎのえいがかん kiki 046-240-0600 ●アンコール上映決定!!
2020年5月2日(土)〜5月9日(金)
神奈川県 CINEMA AMIGO 046-873-5643 <上映終了>
7月22日(月)〜8月17日(土)
神奈川県 シネコヤ 0466-33-5393 <上映終了>
2019年12月30日(月)〜2020年1月19日(日)
群馬県 シネマテークたかさき 027-325-1744 <上映終了>
7月20日(土)〜8月2日(金)
群馬県 前橋シネマハウス 027-212-9127 <上映終了>
11月16日(土)〜11月29日(金)
栃木県 宇都宮ヒカリ座 028-633-4445 <上映終了>
8月10日(土)〜8月23日(金)
栃木県 フォーラム那須塩原 0287-60-7227 <上映終了>
11月8日(金)〜11月14日(木)
茨城県 あまや座 029-212-7531 <上映終了>
8月17日(土)〜8月30日(金)
埼玉県 川越スカラ座 049-223-0733 <上映終了>
●アンコール上映決定!!
10月5日(土)〜10月11日(金)
千葉県 キネマ旬報シアター柏 04-7141-7238 <上映終了>
●上映延長決定!!
6月15日(土)〜7月19日(金)
北海道 シアターキノ 011-231-9355 <上映終了>
●上映延長決定!!
6月8日(土)〜7月12日(金)
北海道 苫小牧 シネマ・トーラス 0144-37-8182 <上映終了>
●上映延長決定!!
6月22日(土)〜7月19日(金)
北海道 函館 シネマアイリス 0138-31-6761 <上映終了>
●上映延長決定!!
7月27日(土)〜8月16日(金)
北海道 おびひろ自主上映の会 0155-66-5015 <上映終了>
●アンコール上映決定!!
8月3日(土)のみ
会場:とかちプラザ 視聴覚室
北海道 浦河 大黒座 0146-22-2149 <上映終了>
9月8日(日)〜10月5日(土)
青森県 フォーラム八戸 0178-38-0035 <上映終了>
●上映延長決定!!
6月7日(金)〜6月20日(木)
岩手県 フォーラム盛岡 019-622-4770 <上映終了>
8月16日(金)〜8月22日(木)
山形県 フォーラム山形 023-632-3220 <上映終了>
●上映延長決定!!
7月5日(金)〜7月18日(木)
宮城県 チネ・ラヴィータ 022-299-5555 <上映終了>
●上映延長決定!!
5月17日(金)〜7月4日(木)
福島県 フォーラム福島 024-533-1717 <上映終了>
6月14日(金)〜6月20日(木)
福島県 まちポレいわき 0246-22-3394 <上映終了>
2020年1月10日(金)〜1月23日(木)
新潟県 シネ・ウインド 025-243-5530 <上映終了>
5月18日(土)〜6月14日(金)
新潟県 高田世界館 025-520-7442 <上映終了>
5月11日(土)〜5月31日(金)
富山県 HOTORI×ほとり座 076-422-0821 <上映終了>
6月1日(土)〜6月14日(金)
石川県 シネモンド 076-220-5007 <上映終了>
6月22日(土)〜7月5日(金)
愛知県 名古屋シネマテーク 052-733-3959 <上映終了>
<2022年 アンコール上映決定!!>
2022年4月23日(土)〜4月29日(金)
静岡県 浜松 シネマイーラ 053-489-5539 <上映終了>
7月20日(土)〜7月26日(金)
長野県 松本CINEMAセレクト 0263-98-4928 上映終了>
・5月12日(日) 11:00〜
会場:松本市中央公民館 Mウイング6階ホ-ル
・5月26日(日) 11:00〜
会場:まつもと市民芸術館小ホール
長野県 長野ロキシー 026-232-3016 <上映終了>
●上映延長決定!!
7月13日(土)〜8月2日(金)
長野県 上田映劇
*トラゥム・ライゼ(旧上田でんき館)にて上映
0268-22-0269 <上映終了>
<2022年 アンコール上映決定!!>
2022年4月23日(土)〜4月29日(金)
*4/25㊊休館
大阪府 第七藝術劇場 06-6302-2073 <上映終了>
<2022年 アンコール上映決定!!>
2022年4月9日(土)〜4月22日(金)
大阪府 シアターセブン 06-4862-7733 ●ロングラン公開中!!
3月以降も上映予定
京都府 京都シネマ 075-353-4723 <上映終了>
●再アンコール上映決定!!
8月24日(土)〜9月6日(金)

京都府 京都みなみ会館 075-661-3993 <上映終了>
11月29日(金)〜12月12日(木)
京都府 アップリンク京都 075-600-7890 <上映終了>
2020年8月10日(月)〜8月13日(木)
兵庫県 元町映画館 078-366-2636 <上映終了>
6月15日(土)〜6月28日(金)
兵庫県 豊岡劇場 0796-34-6256 <上映終了>
7月12日(金)〜7月25日(木)
兵庫県 宝塚  シネ・ピピア 0797-87-3565 <上映終了>
<2022年 アンコール上映決定!!>
2022年7月22日(金)〜7月28日(木)
岡山県 シネマ・クレール 086-231-0019 <上映終了>
7月12日(金)〜7月25日(木)
広島県 横川シネマ 082-231-1001 <上映終了>
●追加上映決定!!
6月1日(土)〜6月23日(日)
7月1日(月)〜7月14日(日)
広島県 シネマ尾道 0848-24-8222 <上映終了>
6月29日(土)〜7月12日(金)
山口県 山口情報芸術センター 083-901-2222 近日公開
愛媛県 シネマルナティック 089-933-9240 <上映終了>
●追加上映決定!!
5月24日(金)〜5月30日(木)
6月28日(金)〜7月11日(木)
香川県 ソレイユ 087-861-3366 <上映終了>
7月26日(金)〜8月8日(木)
福岡県 KBCシネマ1・2 092-751-4268 <上映終了>
●アンコール上映決定!!
8月4日(日)〜8月16日(金)
大分県 シネマ5 097-536-4512 <上映終了>
●アンコール上映決定!!
6月1日(土)〜6月7日(金)
大分県 別府ブルーバード劇場 0977-21-1192 <上映終了>
7月12日(金)〜7月25日(木)
大分県 日田シネマテークリベルテ 0973-24-7534 <上映終了>
2020年6月13日(土)~6月19日(金)
佐賀県 シアターシエマ 0952-27-5116 <上映終了>
●上映延長決定!!
6月28日(金)〜7月25日(木)
熊本県 Denkikan 096-352-2121 <上映終了>
6月7日(金)〜6月13日(木)
宮崎県 宮崎キネマ館 0985-28-1162 <上映終了>
●アンコール上映決定!!
2020年2月9日(日)、2月10日(月)
鹿児島県 ガーデンズシネマ 099-222-8746 <上映終了>
●アンコール上映決定!!
12月9日(月)〜12月20日(金)
沖縄県 桜坂劇場 098-860-9555 <上映終了>
7月20日(土)〜8月9日(金)
沖縄県 石垣市 ゆいロードシアター 0980-83-3150 <上映終了>
7月27日(土)〜8月16日(金)
沖縄県 シアタードーナツ・オキナワ 070-5401-1072 <上映終了>
●上映延長決定!!
9月28日(土)〜12月4日(水)
お問い合わせ=東風
E-mail. info@shusenjo.jp